二月三日ノ徘徊記

平成13年02月03日 

日枝神社の節分祭



豆  袋  カ  み  
撒  ご  |  か  
き  と  ル  ん  
   飛  ∧  と  
   び  チ  一  
   交  |  緒  
   う  ズ  に  
      味     
      ∨     
      が     
            

02/03

鬼の研究をやっていながら、”節分”というものをやったことがない、というのが今回の企画の元である。
今回の予定は次の通り。
@嵐山町・鬼鎮神社
A浅草・浅草寺
B柴又・帝釈天



と予定しておきながら、いきなり計画変更となる。 よくよく事前調査してみると、豆撒きの時間帯がどこもほぼ同じなのである。 
私は一人。 同時に別の場所には出現できない。
あぁ、細胞分裂したい〜
1130


地下鉄赤坂見附駅を下車していきなり道に迷ってしまった。
仕事で東京中・下町を歩いてきた私だが、赤坂・六本木は苦手としていた。 田舎モノに見えないように気を付けながら、日枝神社を探す。

神社に着いてみると、ココにもカメラを手にした外人さんの姿が。

日枝神社 

「UFO?
天狐?」

門神
「サル」右
「サル」左
 
12:10

上空には流れ星?
門神として猿公が二神いる。
皇居に近いせいか、警備が厳しい。
また
取材者もけっこういる
こんなあやしぃ環境で、予定よりすこし遅れて節分祭が始まる。
とりあえず、お守りを買っておく。

取材の人
(左側)

豆撒き

  有名人を招いての豆撒き開始。
力士のいたが、大相撲を見ない私には誰なのか見当がつかない。

鼓の音とともに、鬼面を被った鬼役が舞台に出てきて逃げまわる。
ほんの一瞬だけしか出てこないので、カメラに収めることが出来なかった。
「豆袋」左
「カール」右

 

  最近の豆撒きでは、豆を袋ごと撒くらしい。(ほんとうか?)
豆が散らかって、後始末が大変だからであろうが、だからといって、カールまで袋ごと撒くこともないのに。
ちなみに写真は、見難いであろうが
”チーズ味”である。
それにしても、撒かれた”まめ”を争って拾う人たちを見てると、どちらが本当の”鬼”なのかと思ってしまう。


穴八幡神社の節分祭

12:35
お昼からは、増上寺か浅草寺か、はたまた川越喜多院へ行こうかと思ったが、鬼鎮神社の3時まではそんなに時間がない。
穴八幡のイベントが、節分の今日までとの事なので、まずは早稲田の穴八幡へ行くことにする。
13:10

高田馬場から程近い穴八幡は、その昔は流鏑馬の守護として祀られた。

ここ穴八幡では、冬至から節分までの間のみ配布されるという”一陽来復御守”がある。
”お守り”である以上、ゲッターとしては入手せねば!
一陽来復御守

 

神社に着くと、異様な盛り上がり。
境内には出店が出、お年よりたちは変に元気である。
受付で一列に並んで、お守り購入の順番待ち ?
なんとなく宗教くさい。
お守りのため、私も年寄りに混じって並ぶ。

  このお守り、金銀融通にご利益があるらしい。
お守りの設置の仕方も変わってい、方角だの時間だの様々な条件が必要。 気になる方は、来年の冬至に行って試してみるべし。
最近の景気を見てると、こんなものにもすがりたい。
13:30

さて、お守りも買ったんで、次の目的地・鬼鎮神社へ。
現時点では、お昼ごはんがまだである。



鬼鎮神社の節分祭



悪  鬼  福  
魔  は  は  
外  内  内  
        
         
 
14:55






15:15
たくさんの人である。 何処からこんなに湧いて出たか。 
前回来た時は、七五三が一組だけの寂しい神社であった。

やはり予定時間を過ぎてから節分祭が始まった。
お昼ごはん抜きであったので、お好み焼き買って昼食とした。
鬼鎮神社
「群集」

豆撒き
 

「みかん」左
「だんご」右
 
  ここの豆撒きのかけ声が、
「福は内、鬼は内、悪魔外」
と言うらしいが、声が小さくて全然聞こえない。

下の写真のように、鬼までが嬉しそうに豆撒きしている。
こう見ると、鬼も神の類であったことが判る。
  ここではちゃんと”豆”がバラで撒かれた。
豆以外にも、写真のように”みかん”や”だんご”などが飛び交っていた。

ここでも地元民たちによる、醜い醜い”豆”争奪戦が行なわれていた。
豆を撒く
赤鬼

15:30  あっという間に節分祭は終了した。
賞味10分程であろうか。
地元の方々の散り散り。
私も次の目的地に向かって駅へ。


稲荷鬼王神社の節分祭



鬼  福  
は  は  
内  内  
      
      
 
17:55








18:05

薄暗くなった歌舞伎町を黒い服きた男が、早足で暗がりへと向かう。
高田馬場駅から鬼王神社へと向かう私である。
神社に着くと、夜だというのに、こんなにも大勢の人がいる。 待っているのだ、豆撒きを。
やがてすっかり暗くなった中で松明が焚かれ、静かに節分祭が始まった。

稲荷鬼王神社 

稲荷鬼王神社
何を払う?


狭い境内の中で四列に並ばされた我々は、まず神主さんのお話を聞かされることになった。
「節分になると、あちらこちらで追い出される鬼を、可哀想だから当社で迎え入れてあげよう」
という内容である。 そこで、かけ声はこうである。
「鬼は内、福は内」


18:20
口上のあと、弓引きの儀式が行なわれた(上写真)。
その後しばらく待たされてから、お待ちかねの豆撒き。 ただし、儀式に則った形だけのものであるため、面白みがかける。
神主さん曰く、
「落ちた豆は、拾って食べないで下さい」
稲荷鬼王神社
豆撒き

18:30  四列に並ばされた訳が判った。 お土産が配布たのであった。 コレ目当てにあれほど群れていたのだ。
運良く私も前のほうに並んでいたので、早いうちに福袋をもらった。
中身はというと、・・・
2002年に来てもらってみて下さい。
稲荷鬼王神社
おみやげ




作成日2001/03/20